New York Old Apartment

アメリカにおける移民数(不法移民は約1,150万人)は世界の中で見て圧倒的に多く難民数や定住受付数も相当だという。

主人公は相当な苦労をしてアメリカにやってきただろうペルー人の優しさあふれる母と双子の兄弟の3人だ。この3人が自国を逃れてまで描いた夢を容易には想像できない。物語の要所要所には二人の青年の青春が散らばっている、何気なく。透明人間ていうセリフも好きだけれど、この物語においては見落としがちな一つ一つのことに関わってくる青年二人の心の叫びなんだろうな。演技経験は

そんな慎ましく暮らしていた三人の生活にいろんな変化が至極自然に大人しく訪れる。こうゆうことは突然だがいつでも起こることだと思った。この三人のバランスが良く作用するのかどうかなんていうのはまるっきり想像はできない。ただ言えるのはこの今を三人が輝かしく生きたいということだけなのであろう。それしか望まない。

この3人のまわりでは同じような境遇の人々が自然に生活していて、皆一生懸命日々を生き抜いている。人生とはサバイバルなのだ。

監督は自身の移民体験の経験から得た感情や体験の産物がこの作品を作るきっかけになったと語っている。

監督のコメントに好きな言葉があった。

「希望はわたしたちを無防備で愚かにし、私たちの最大の欠陥になり得ると同時に人間の最大の美徳の一つでもある」

希望の表裏を描きつつ、アメリカンドリームの疑問を描いた作品であると。

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FALLEN LEAVES